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workshop「精進料理を頂きながら学ぶ、和食の基本マナー」

LOCAL FOCUSでもご紹介させていただいた北鎌倉の精進料理レストラン「鉢の木」で、「精進料理を頂きながら学ぶ、和食の基本マナー」ワークショップ日本人・外国人を対象に日本語・英語のバイリンガル対応で開催しました。


「精進料理」は「精進」の言葉の通り、仏教の修行や神道の神官の精進潔斎において俗世や煩悩から己を律することや、質素でも栄養価が高い食材で体と心を養うものですが、テーブルに並べていただいた昆布や湯葉などの食材に、外国の食べ物や加工食品をレンジでチンする現代の食生活に慣れている日本人参加者も改めて食の根源を見直す機会になり、外国人参加者は興味津々でご覧になっていました。

精進料理に使われる食材の説明

「和食」のバックグラウンドにある日本人の宗教観や自然観、鎌倉における仏教、特に禅、茶道、精進料理の関係、西洋料理と和食のマナーの違いやその背景にあるもの

一神教の文化と違いあらゆるものの中に神聖なものを感じ、畏敬の念を持ち、自然の恵みに感謝し、保存の方法を考え、お米1粒でも残さない...

「マナー」という形だけでなく、そんな広く深いお話を、オーナーの藤川様より伺う機会となりました。


レクチャーに続いてのお食事タイムでは、食器の扱い方、礼法のお箸の使い方、お寺のお坊様たちのちょっと面白いお箸の所作、食材や調理方法なども教えて頂きながら、手をかけて作られた美しい精進料理を堪能。